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オタクは世界を回す

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腐ってない人によるBL理解3 BLの本質を読み解く 〜BL少女漫画説〜

BL理解1では自分の体験談をもとに消去法的なアプローチでBLの理解へと踏み込みました。
前回に当たるBL理解2では、BLの特殊な性質について少し分析をしました。
が。少しまどろっこしい。このような消去法や外伝的な回りくどいアプローチではなく、兎にも角にもとりあえず本質に触れておくべきだと考えました。
そこで今回は「BL少女漫画説」!!!!
 
簡潔に言うと、BL愛好家は少女漫画を読む気持ちでBLを鑑賞している場合が多いのではないか、という話です。
 
少女漫画にもいろいろありますが、やはり本質は「恋愛要素」だと思います。しかもそれがただの恋愛ではなく、年齢差や所属グループの違い、親の反対、ライバル、辛い過去、いじめなど様々な困難を乗り越えて最終的に男女がくっつくという。
僕はそんなに少女漫画を読んだことがあるわけではないですが、誤解を恐れずに少女漫画というジャンルを一言でまとめてしまえば「男女が様々な困難を乗り越えて幸せになる」というものなのではないでしょうか。
一方でBLはどうでしょうか。BLが「ボーイズ・ラブ」の略称である以上「恋愛要素」は最大の要素であるはずです。そして、それが男性同士の恋愛であると。同性愛者を始めLGBTなどの権利獲得運動も盛んになってきていて徐々に広がりつつある今日ではあるものの、まだまだ性的マイノリティーへの偏見は多いわけです。そんな中、BLは本人にとってみたら社会的に大きな「困難」であることは明らかですよね。
 
つまり、少女漫画が「男女が様々な困難を乗り越えて幸せになる」であるならばBLは「男二人が様々な困難を乗り越えて幸せになる」という話なのです!!!!まあ幸せになるのかどうかとかはインプットの少なさもあってよくわからない部分ではありますが、「困難を乗り越える恋愛」という部分が共通していることが重要なのではないかと思います。だから、同じ感覚で読むことができる。
 
そして、困難の度合いとして、ほとんどの少女漫画の困難よりもBLの困難の方が強いのではないでしょうか。強い困難を乗り越えれば乗り越えるほどそれは強い愛情であることの証明ともなります。その愛情の強さを楽しむのが少女漫画でありBLの大きな側面なのではないでしょうか。
 
 
結論:少女漫画とBLは同じ構造!
 
 
そうなってみるとBL愛好家に女性が多いのもうなずけますよね。少女漫画は女性をターゲットにして描かれていますが、それと同じ構造を取っているわけですから。
これを逆に応用すれば、「少女漫画けっこう読むけどね」とか言ってる男、BLにはまる可能性アリですよ。(ここら辺にも関係しそうな18禁問題はまた別記事を書く予定です)
 
 
今回の記事は僕のBL研究において一番大きな基盤の部分でした。それだけ重要な部分だと思います。なのでここから派生して色々な研究に発展していくわけですが、逆に言えばここがわかっていればBLに対してそんなに大きな誤解には至らないのではないか?とも思います。
いや、ちょっと言い過ぎかもしれませんね。もちろん他にもいろいろBLを愛好する理由があって、「私は全然少女漫画とは違うアプローチからBLが好きなんだ!」「少女漫画は嫌いだけどBLは好き!」という方もたくさんいるとは思うのですけど、BL研究歴ゲキ浅な僕が根底においている考え方がBL少女漫画説というだけの話でございます。むしろ他のパターンもどんどん知っていきたいです!
 
 
 
 
少女漫画を読んでいる時・BL作品を読んでいる時の読者の感情移入についても考えたのですがとっても難しかったです。結論が出ずにいるので勉強してきます。待っててください。
今回は要素で見ていった結果の結論なので「感情移入はせず客観的に作品を見る」という前提になってしまっている部分があるのですが、感情移入を考慮に入れると結論が変わる可能性もありますね〜まだまだ謎いっぱいだ〜