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オタクは世界を回す

オタク系コンテンツに関して書いたり

腐ってない人によるBL理解5 感情移入問題〜BLを読むときの気持ち〜

「BL理解シリーズ」もバシバシ再稼働していくぞ〜
今回はBL作品および少女漫画と感情移入の関係性について解き明かして行きたいと思います!
 
この記事は以前書いた「BL理解3 BL少女漫画説」の発展的な内容になるのでぜひそちらを参照の上ご覧下さい。
 
さて、「BL理解3」では、少女漫画もBLも「困難を乗り越える恋愛」であるという共通項があるので本質的な構造は同じである、と結論づけました。
となると、当然のように「小さい頃少女漫画が好きだった女の子がある程度大きくなってそのままBL好きになるパターンが多かったりするんだろうな」とか考えていたんですが、よく考えるとそう安直には行きそうもないんですね。なぜならそこに感情移入の問題が関わってくるからです。
僕の思う「少女漫画が好きな女の子」は「ヒロインに感情移入」し、「作中の男性の言動や行動にキュンキュンしている」んですよ。
しかし、その読み方をそのままBLに持ち込むのは難しい。BL作品のメインキャラは当然男性であり、キュンキュンするためには男性に感情移入しなければいけません。しかし女性がわざわざ男性に感情移入するのはかなりの難易度でしょう。それならばそのまま少女漫画を読んでいた方がはるかに簡単で楽しいと思います。
この矛盾はどうしたらいいのか。少女漫画とBLの構造が似ていたのはただの偶然なのか?僕はひたすら考えました。
そこで考案したのが「BL少女漫画説・改」!!!!!
 
 
結論から言うと、「少女漫画を感情移入せずに読むこと」がBLを読むことと構造が似ているのではないか、と言う話。
 
おそらく少女漫画の読み方には2種類あります。
 
まず1つは、「主人公に感情移入して読む」と言う読み方
これが上で触れた読み方。
 
そしてもう1つは「作中の誰にも感情移入せずに読む」と言う読み方
こちらは客観的に作品を読み、作中の恋愛模様を見守ると言うことになります。それが「神」のような悟った気持ちなのか「母」のようなハラハラする気持ちなのか、「壁」のような無に近い気持ちなのか、「読み手」という新しい特有の視点なのか、はたまた別の何かなのかはよくわかりませんが、とにかくそういう読み方もあるということです。
 
どちらも作品を楽しむことができると思いますしどちらの方がいいとも言えませんが、今回関係あるのは後者。
BL愛好家の多くはBLを楽しむ際に「誰にも感情移入せずに読んでいる」のだと思います。
これならば先の矛盾にも説明がつきますね。感情移入せずに客観的に作品を読むのであれば、自分が男性なのか女性なのか、また登場人物が男性なのか女性なのかに関わらず読むことが可能です。
 
結論:BL愛好家はBL作品を感情移入せずに読む!
 
逆に!ここがBLの難しさでもあります。女性がBL作品を読む場合は同性キャラが出てこないので、そもそも登場キャラに感情移入するという選択肢を捨てて読むことができます(感情移入すべきキャラが出てこないという事実に戸惑う事はあると思いますが)。
しかし男性がBL作品を読む場合は登場キャラに感情移入することが「できてしまう」んですよね。で、感情移入した上で男性同士の恋愛を追うから拒絶反応が出てしまう。
実際に読んだことがない人でも、ここまでの過程を無意識に計算した上で「キモチワルイ」と結論を出している人が結構いるのではないでしょうか。
BL作品が楽しめない人は、客観的に読むように意識してみると変わるかもしれませんね。
 
ということで今回の話はここまで!また次回!