オタクは世界を回す

オタク系コンテンツに関して書いたり

腐ってない人によるBL理解2 みんな焼肉を食べよう! 〜BL焼肉説〜

前回の記事を見ていただけたらわかるのですが、僕の中で5年間信じてきた「BLの愛情は友情だ」説は見事に打ち砕かれました。
そこで僕の考えた新たな仮説がこちらです。「BL焼肉説」
 
 
市場としてのBLの強さは目をみはるものがあります。昔、「コミケ出展作品の中の5割はホモだ」みたいなツイートがあったような気がしますが、それだけクリエイターと消費者が多いということの証明ですよね。これだけの人を惹きつけるコンテンツ力。
 
また、熱狂的な腐女子の友人を見ていても、「何かBLには特別な力があるのではないか」と思えてきます。
 
ここまで多くの人を熱狂的にさせる原因は何かと考えているうちに浮かんできたのが「BL焼肉説」です。BLは焼肉なんじゃないかという話。
 
 
 
焼肉ってみんな好きじゃないですか。一度食べたら大好きになってしまう、そういう魅力を持った食べ物だと思うんですよ。
 
BLの愛好家の多さ、熱量を見ているとBLも焼肉と同じで、一度触れたらかなりの割合で好きになってしまうという性質があるすげーコンテンツなのではないかと思わずにはいられませんでした。
 
 
 
ただ、アニメ・漫画・ゲームなどのオタクは世間的に少しずつ、そこまで隠さなくても良くなっている一方で、BL好きはオタクコミュニティーにおいて以外では未だひた隠しにされているような印象を受けます。
これは今後書く予定ですが、「18禁の勘違い」や「内輪感の強さ」など様々な原因があると思いますがとにかく、BLが焼肉であるならば率直にみんな食べてみた方がいいよーと思ってしまうのです(僕が「食べてみた」感想については後ほど)。
 
 
もちろんBLに限らず物事が大規模になることは必ずしもいいこととは限りませんし、「虐げられてもいい!放っておいてくれ!」と思ってる人が多くいることも分かっているんですが、「こんなに素晴らしい作品がBLだからという理由で多くの人に読まれていないのは悲しい」と言っている人もいます。いいものは共有したいし語り合いたいと思う人は多いはず。
 
というとこで、とりあえずBLが焼肉であるならばどのようにして広げていけばいいのかと考えてみました。
 
 
 
ライトノベルだと「半分の月がのぼる空」や「とある飛空士への追憶」が挿絵などを省いて「ライトノベルじゃないですよ」的に新装版・完全版として再販売された例がありますが、そんな感じでBLも、良作をいかにもBLじゃないっぽく再販売してみたら初心者の導入としては悪くないのではないでしょうか。
  
かといって「半分の月がのぼる空」や「とある飛空士への追憶」の改訂版によってライトノベルファンが増えたかといえば疑問は残りますが。でも僕がもしオタクじゃない友人からオタク理解を得ようとすることがあったなら、これらの本は導入として使い勝手がいいと思います。
 
 
 
という、なんかレポート課題みたいな結論になってしまいましたが、そもそも「BLは焼肉だ!」というような結果論的な考察ではなく「なぜ焼肉が美味しいのか」的な事を考えることがやりたかったことなので、この話は個人的にはしょうもないっちゃあしょうもないんですよね。さっさと次に行っちゃいましょう。
 
次回は「BL少女漫画説」ですかね。本質的な話に行こうと思います。